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徒然のんべんだらり、気の向くまま萌の赴くまま。
二次創作BL中心、腐女子バンザイ乱行三昧。
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創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で4、風早×柊です。
一応、風早視点、というか風早の柊考察というか…。
タイトルからしてアレなので、軽く笑い飛ばしてください。

全年齢対象だとは思いますが・・・。
(BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが)

(遙か花街より再録)

【変態の定義】


繰り返す螺旋の中で、何人もの柊に出会って来たけれど、時間を共にする毎に柊は変わったことをとかく好む傾向が強いと思い知る。
いわゆる変態さんなんだってことなんだけど。
まるで罰を与えるかのように、自分を痛め付けるようなことを望むというか。
きっとその根幹にあるのは、羽張彦と一の姫を失ったあの時の罪悪感とかなんだろうけれど、あれは柊がいてもいなくても覆せないものとして龍神が用意したものだから、柊は罪悪感など感じる必要はないのだけれど、やはりそうもいかないようで。
既定伝承としてあらかじめ識っていて、自分はあの場に行かないという選択があるにもかかわらず、それでも何度も同じ路を辿ってしまうのは、彼の二人を思う優しさであり、運命は決められていないはずだという希望でもあるのだろう。
けれど、結局はそれによって、柊は身体にも心にも大きな消えない傷を負って、知っているのに何も出来ないという自分の不甲斐なさに常に諦観を抱いて、自分を罰するようになったのではないかと思う。
俺には見守る事しか出来なくて、運命を変える力はないけれど、人が望むのならば、人の力の範囲でその望みを叶えるべく手を差し延べることが許されている。
だから、柊が望むのならば、俺に出来ることなら叶えてあげるのだけれど。

柊には、抱くこともあったし抱かれることもあったけど、どちらの柊も本当に変わったことをしたがる。
まるで俺が思いつきもしないようなことを望むから、いつの間にか俺もずいぶんと勉強させられた。
温もりを求めるのに、縄で縛るとか考えたこともなかった。
求めるものがあるのに、わざと遠ざけるとか、本当に不思議な人だ。
柊いわく、高嶺の花ほど、手に入れたときの喜びは深いものらしい。
それは、長い時間の中で、何となく解るようになって来た。
でも、柊のそれは少し行き過ぎているような気もするんだけど、柊がそれを望み喜ぶなら、俺もそれを叶えるべく手を差し延べる。
確かに回りから見れば変態じみているのかも知れないけれど、それが柊ていう人なのだから、受け入れるしかないだろう。



あれ、でもその柊に付き合ってる俺も変態さんの仲間になるのかな?


−終−



や、あの、この間のイベントで、遙か4を知っているという子と話していて。
「柊ってあの変態っぽいキャラですよね」
って言われてから書きたくなって…。(笑)
会話も入れようかと思ったんですが、生々しい上にさらに柊の(私の中での)変態さが助長されそうになったので割愛しました。

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