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徒然のんべんだらり、気の向くまま萌の赴くまま。
二次創作BL中心、腐女子バンザイ乱行三昧。
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創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

ガンダム00、アレルヤ→ティエリア前提でハレルヤ→アレルヤです。
全年齢対象だとは思いますが・・・、もしかしたらR-18かも。<曖昧な
後半に大人向け描写がちろっと入ってますので・・・、あの、ご注意を・・・。
(ほんとにちろっとだけですけど。それもハレルヤ×ティエリアです/汗)




【 シン・イーター 】



絶対に俺の方が、理解は深いし、付き合いは長いんだ。
どう考えたって、俺の方が、お前には似合いだと思うぜ。
だから俺のことだけ考えてりゃいいのに。



はっきり言って、全然わからねぇ。
何で、アレルヤはこんなヤツが好きだなんてほざいてやがるんだ。
いっつも怒ってばっかりで、にこりともしやがらねぇ。
予定調和をこよなく愛して、不和が生じればガキみたいに当り散らして。
ヴェーダ、ヴェーダとアレルヤのことなんざ、ちっとも省みねぇ。
そんなんで、何でこんなやつのことを好きになるんだ?

『ティエリアはね、生まれたばかりの小鳥なんだよ。何も知らない、無垢で穢れない、綺麗な生き物なんだ』

綺麗ねぇ。
まぁ、確かに面は整ってやがる。
上背のわりにほっそい手足。
切りそろえた髪はクセがなくて、宇宙ではふわふわと柔らかで、地上では風に遊ばれるままさらさらで。
濃い色の髪とは反対に、真っ白い肌が、男くささを全く感じさせない。
女だったら、男がむしゃぶりつきたくなるタイプだろうが、いかんせん男だ。
何だってアレルヤは、よりにもよってこんな面が綺麗なだけの野郎に惚れちまったんだか。

『男とか女とか、そんなの関係ないんだよ。僕はティエリアがティエリアだから好きなんだ』

挙げ句の果てはこれだ。
出会ってそんなに時間がたっているわけでもない。
相手から情をかけられているわけでもない。
何でそんな相手が好きなんだ?



俺達はずっと二人で生きてきたんだ。
これからだって、それでいいじゃねぇか。
外から、何かの干渉を受けるなんて、気味が悪いだろうが。
今までどおり、二人の世界で二人きりで生きていけばそれでいいじゃねぇか。
自分と、俺のことだけ考えてりゃいいんだよ、お前は。
俺以外のことなんか、考えてやる必要はねぇ。
ティエリア、ティエリアってうぜぇんだよ。

・・・綺麗なのが気に入ってるんだったか。

だったら、汚してやったら、アレルヤは飽きるだろうか?
徹底的に、穢して汚してやったなら、アレルヤは興味を失うか?
それも、面白いかもしれねぇな。



「・・・ぅ、・・・ァ、レル、ャ・・・」

明かりを絞った部屋に、苦しげな囁き。
無理矢理連れ込んで、組み伏せた体は、男にしてはやはり細く。
だが、女のように男の指を受け止める柔らかさなど微塵もない。
けれど衣服を剥がした肌は、吸い付くように滑らかだった。
決して貧弱と言うわけではないが、もとより筋肉の付きにくい体質なのか、指に触れる肌にはアレルヤのような硬さはなかった。

『ハレルヤ、やめてくれ』

「はっ、冗談じゃねぇ。ここまで来て、止められる、かよっ」

『ハレルヤ・・・』

頭の中で痛ましげな声が、俺を呼ぶ。
それを振り切るように、吼える。
そうだ、こんな状況まで来て、止められる男がいるものか。
無理矢理連れ込んで、うだうだほざく口を塞いで組み伏せて。
男相手に勃つかどうかあやしいもんだったが、どうやらやってやれないこともないらしい。
食い千切られてはたまらないと、ほぐしにかかっていた指を曲げると、息を呑む悲鳴が上がった。
すると再び、苦悩に満ちた声が名を呟いた。

「うるせぇな。どうせお前だって、コイツとやりたかったんだろうが。俺はお前の本能、お前の望むことを代わりにやってやってるだけじゃねぇか」

『違う・・・、僕は・・・』

「何が違うんだよ。コイツのことが好きなんだろ? 突っ込みたかったんだろうがっ」

『ハレルヤ』

下世話な言葉を投げつけてやれば、困惑したような声が頭の中で響く。
何が違うものか。
男だろうが女だろうが、好きになった相手とやりたがるのは、普通のことだろうが。
ガキじゃねえんだ、一緒にいるだけでいいなんざ、ただの綺麗事だ。
好きだと思ってるやつが目の前にいるのに、何もしないなんざ男じゃねぇ。
俺にとっては好きだろうがなんだろうが、処理できるなら相手は誰だってかまわねぇが。
一番には触れることも出来ねぇんだ、一番じゃないならどれだって同じだ。

「そんなに嫌なら引っ込んでやがれ、アレルヤ」

「・・・っ? 君は、誰・・・だ・・・?」

「へぇ? わかるのか? 余裕あるじゃねぇか、じゃじゃ馬」

無理矢理アレルヤの意識を奥底に閉じ込めると、切れ切れの息の下、誰何の声が上がった。
視線を落とせば、小刻みに震えながらも、キツイ視線がこちらを睨め上げている。
だがその瞳は、肉体の刺激に翻弄されて濡れていまいち迫力が足らない。
むしろ食されるのを待ちわびた、熟れ切った果実のようだった。

「へぇ、結構、イイ顔するじゃねぇか、お前」

「君は、・・・ハレっ・・・!」

「はっ、どっちでもかまわねぇだろ、体はアレルヤのなんだっ」

さすがに食うわけにはいかず、代わりに髪を掴んで頬からこめかみにかけて舐め上げれば、その生暖かい感触に、嫌悪からか快感からかわからないが、細い体が震えた。
一瞬だけ交錯した視線に何かを悟ったように、瞳が大きく見開かれ、名を呼ぼうとした口を、声と行動で塞ぐ。
埋めた指を一息に引き抜けば、排泄にも似たその感覚に痩身が震えた。
間をおかず猛りで貫けば、息を吸い込む悲鳴から、苦痛の絶叫が漏れた。

「あ、あぁ、ぅあっ、あ・・・」

「っく・・・。ちったぁ、力抜きやがれ」

身を引き裂かれるような挿入に、楔を進めるたびに悲痛な悲鳴が断続的に上がる。
あまりの締め付けに、身動きもままならず吐き捨てる。
そうして、少しはこわばりが解けるかと、事に及んで今まで気にも留めていなかった前に触れれば、そこはしとどに濡れていた。

「何だ、突っ込まれてイったのか? 案外、淫乱なんだな、お前」

「っちが・・・」

「何が違うんだよ。こんなに濡らしといて。それともまだ、足りねぇか?」

「やっ、め・・・、触るなっ」

ぬめりを塗りこむように指を滑らせれば、ぐにゃりと体がくずれる。
それと同時に、硬く閉じていた蕾もゆるりと弛緩する。
それを見逃さず抽挿を行えば、次第に具合もよくなってくる。
滑りを助ける粘性の音は、自身の先走りと裂傷による出血のせいだろう。
ほのかに立ち上る鉄錆にも似た匂いが、興奮に拍車をかける。

「あぁ、いいな。お前、結構イイぜ」

「くっ、あっ。・・・ひ、あぁ・・・」

興奮のままに無体を働けば、途切れることのない嬌声交じりの悲鳴が耳に心地いい。
ちょっとした思い付きで組み伏せてみた相手だが、これは意外な発見だ。
女のように包み込む柔らかさはないが、引き絞られる感覚はそう悪くない。
それに、アレルヤの反応が愉しい。
素直に喜べばいいものを、まるで深い罪業でも抱えたかのような感情の揺れが。

「悪くないな」

そう。
アレルヤは、自分の片割れの事だけを考えればいいのだ。
他の何者にも視線を移してはならない。
そうすれば、誰も傷つかないし、自分も傷つかない。
何者からも、どんな苦痛からも守ってやろう。
今まで、すべての苦痛を肩代わりしてきたように。



だから、お前は俺のことだけ考えてりゃいい。
どう考えたって、俺の方が、お前には似合いだと思う。
絶対に俺の方が、理解は深いし、付き合いは長いんだから。


- END -


***** あとがき。*****************************************

何か書いてる間に方向が違ってきちゃったなぁ・・・。
初めはハレルヤがアレティエをどう思ってるか、ぼやぼや呟いてる話だったんですが、何かいつの間にかハレティエになってますね、後半。(汗)

以前、どっかで書いたような気がしますが、ハレルヤ→アレルヤ×ティエリアが好きです。
アレルヤ好きだけど、触れないハレルヤ。
ティエリアが好きだけど恐れ多くて(笑)触れないアレルヤ。
今回はそんなお話の断片。
しかし、書いてて気づいたんですが、ハレルヤはティエリアのこと、なんて呼んでるんだろう・・・?(汗)

何だかものすごくマニアックな話だけど、上げても良かったんだろうか・・・。(汗)

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