【 遙か混合 小噺 】 三者三様三白虎。８

創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で１～３、地×天です。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
（BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが）

【　三者三様三白虎。８　】


年の瀬編


***遙か***

「今日で、今年という日も終わるね、鷹通」
「そうですね、友雅殿」
「今年という１年を、君と過ごせて、とても楽しかったよ」
「・・・あの、私も、です。本年もお世話になりました」
「あぁ。１年間、ありがとう」
「あ、あの・・・」
「何かな？」
「・・・いえ、やはり今はいいです」
「そう？　私を焦らすとは、君もいけない子だね」
「！　と、友雅殿！」
「ふふ」




***遙か２***

「さて、除夜の鐘まで、あと僅かと言ったところだが」
「何ですか」
「君のその仕事は、まだ片付かないのかね」
「・・・誰かさんがごねるから、自宅に戻れるよう配慮した結果だ」
「ごねてはいないがね。年の瀬くらい、家に居るものだろう」
「それはそうですが」
「まぁ、君が私のために最善を尽くしてくれた結果だからね。それは嬉しく思うよ」
「・・・私自身、年の瀬は家に居たかっただけだ。断じてお前のためではない」
「そう？　まぁ、君は天邪鬼だからね。そこが可愛らしいところでもあるし」
「うるさいっ、黙ってろ」
「ふふ。あぁ、年が明けるよ」




***遙か３***

「もうすぐ、年が明けるね」
「そうですね。はい、景時さん、お蕎麦です」
「うわ～、美味しそうだね～。ありがとう」
「今年も、お世話になりました」
「いやいや～。むしろ俺の方がお世話になりっぱなしって言うか」
「そんなことないですよ。１年間、お疲れ様でした」
「うぅん。譲君こそ、お疲れ様」
「今年も楽しかったですね」
「そうだね～。色々あったけど、楽しかったね、うん」
「来年も、いい年になるといいですね」
「うん。一緒にいい年にしようね～」


年明け編へ続く？

*****　あとがき。*****************************************

年の瀬です。何か書こうと思って書いてみましたが微妙・・・。
本人に年の瀬という実感が全くないせいかもしれません。（汗）
年明け編、書ければ書きたいです。・・・秘め初めですかね？＜ぇ
ところで、年越し蕎麦は大晦日のすき焼きの残り汁で作るのはうちの家だけなんでしょうか？