【 遙か混合 小噺 】 三者三様三白虎。９

創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で１～３、地×天です。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
（BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが）

【　三者三様三白虎。９　】


年明け編


***遙か***

「明けまして、おめでとうございます」
「あぁ、おめでとう」
「あの・・・」
「うん？」
「こ、今年も、よろしくお願いします・・・」
「どうしたの、畏まって」
「先程の、続きの言葉です」
「？　あぁ・・・」
「見えない先のことを、願うのは。・・・やはり嫌ですか？」
「そうだね、君以外ならね。だが、君との未来ならば、むしろこちらからお願いしたいね」
「と、友雅殿・・・」




***遙か２***

「・・・」
「・・・せっかく年が明けたのだから、挨拶くらい、しないかい？」
「・・・あぁ、そうですね。アケマシテオメデトウゴザイマス」
「・・・心がこもっていないよ？」
「何をすねているんですか。子供ですか、あなたは」
「・・・いっそ、子供だったら、もっと素直に駄々をこねられただろうね」
「翡翠」
「泣きじゃくって、怒り散らして。そして寝てしまえばすべて忘れる。そう、君のことも・・・」
「・・・翡翠！　・・・お前の方こそ、挨拶をしていない・・・」
「！　明けまして、おめでとう、幸鷹」
「・・・それでいい・・・。今年も、よろしく・・・」




***遙か３***

「明けまして、おめでとうございます、景時さん」
「明けおめ～、譲くん」
「か、景時さん・・・」
「あれ？　こっちではそう言うんじゃないの？」
「ま、まぁ、あなたらしいですけど」
「え？　違ってた？　ごめん。明けましておめでとう、譲くん」
「違ってはいませんよ、人それぞれです」
「そうなの？」
「えぇ。景時さんらしくて、何だかほっとしたって言うか」
「そう？　まぁ、譲君がそう言うならいいかな。今年もよろしくね」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いします」


END

*****　あとがき。*****************************************

年明けから2週間近くたってからの年明け編・・・。（遅過ぎ）
それも思いつかなくて捻り出し系なので、微妙な感じがもっさり。
新年らしく、もっと艶やかな、秘め始め編にすればよかったでしょうか？
・・・それこそ、捻り出すのも無理くさいな・・・。（汗）