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徒然のんべんだらり、気の向くまま萌の赴くまま。
二次創作BL中心、腐女子バンザイ乱行三昧。
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創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で、パラレル友雅さん描写(?)です。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
(BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが)

【 UNDER GROUND 】


陽光が一切入り込まない地下。
コンクリートに覆われた壁にあるのはたった一つの鉄扉。
外界とその部屋とを結ぶその扉には小さな覗き窓があるが、しかしそこにもしっかりと格子がはめ込まれていた。

その格子窓から、こつり、こつりと。
地面を叩く、硬い靴音がゆっくりと。
それは、その壁に囲まれた部屋の中に居る者の恐怖を掻き立てるように。
ゆっくりと近づく靴音は、扉の前でいったん止まり。
中の者が固唾を呑んでその扉を凝視すること数秒。
長くもなく、短くもない、恐怖を煽るには絶好の時間を置いて。
その扉はゆっくりと開かれた。

日の差し込まない地下牢の、たった一つの明かりである裸電球が、扉を開いた人物をぼんやりと映し出す。
のろのろと囚人が顔を上げれば、長い癖の強い髪を結うでもなく垂らした、美しい将校が、表情もなく囚人を見下ろしていた。
その冷たいまなざしに、囚人は凍りついたように視線を動かすこともままならず、その将校を見上げ続けた。
魅入られた、というのかもしれない。
それほど、その将校は美しかったのだ。
その将校が、ゆっくりと鞭を片手に笑みをたたえた。
しかし、そこにはひとかけらの熱もなく。
むしろ凍えるような笑みで。
ただ一言、彼は言うのだ。

「さぁ、どうする? それとも、私にどうかされたい?」

誰も、この美しい将校の言葉に逆らうことなどできない。


END

***** あとがき。*****************************************

元ネタは華緑青さまで開催された「地白虎・絵チャ会」でのつきよむ様のイラストです。
本当に素晴らしくかっこいい友雅さんを拝見させて戴いて、萌が止まらず暴走しました。
つきよむ様、華緑青管理人の皆様方、この度は、掲載許可ありがとうございます。

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