【 遙か２ 小噺 】 膝枕。２

創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で２、翡翠×幸鷹で現代編です。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
（BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが）

【　膝枕　２　】



「は？」

「だから、膝枕」

「意味が解らない。理由を説明しろ」

「幸鷹が言ったんじゃないか、誕生日はどうしたいかと」

「あぁ、確かに言った。だが、答えになっていない」

「そうだね。付け加えるなら、耳掻きもつくとなおよし、と言ったところか」

「・・・本当にそんなものでいいのか？」

「いいよ。それとももっとすごいサービスでもしてくれるの？」

「頭をかち割られたいようだな」


・・・・・・・・・


「あ～、極楽～」

「年寄りか、貴様は」

「君よりはね」

「こら、動くな。じっとしてろ、怪我をするぞ」

「ん～」

「・・・おい」

「ん～？」

「膝を撫で回すな」

「あぁ、はいはい」

「うわっ。お、お前、どこ触ってっ・・・」

「うん？　さぁねぇ」

「や、やめ・・・っ」

「聞こえないねぇ。ちゃんと掃除してくれないと」

「・・・その耳、鼓膜までかっ穿ってやる！」

「・・・え？　ちょっ・・・」

その後、悲鳴を上げたのはどちらだったのやら。



ＥＮＤ