徒然のんべんだらり、気の向くまま萌の赴くまま。 二次創作BL中心、腐女子バンザイ乱行三昧。 |
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創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。
遙かなる時空の中で1~3、地×天で猫パラレルです。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
(BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが)
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。
遙かなる時空の中で1~3、地×天で猫パラレルです。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
(BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが)
【 ひだまりの詩 】
春が過ぎて、梅雨の時期となりました。
毎日、雨が降って、眠くていけません。
どうしてだか、雨の日は眠くなってしまうのです。
けれど今日は、久しぶりに空が晴れて。
真っ青な空からの、お日様が気持ちいいです。
久しぶりに晴れたということもあってか、譲殿ははしゃいで。
ずっと庭で遊んでいたのですが、今は疲れたのか眠っています。
その横では、いつものように、景時殿が寝ています。
すっかり怪我も良くなったようで、今は譲殿のお目付け役です。
どちらかというと、譲殿のほうが景時殿を注意していることのほうが多いように見受けられますが。
何だか立場が反対のように思いますが、彼らはそれがちょうど良いようです。
見ていると、何だかこちらまで心があたたかくなるような、そんな気がします。
幸鷹殿は先ほどまで、私と廊下で日向ぼっこをしていたのですが、翡翠殿がいらっしゃって、怒鳴りながら出て行きました。
あの方が来るのは、いつ振りでしょう?
翡翠殿は流れ猫のようで、神出鬼没です。
いつもふらっと来ては、またいつの間にかいなくなっていたり。
まったく不思議な方です。
でも、幸鷹殿とは、ずいぶんと長い間柄のようです。
幸鷹殿は、翡翠殿が来られるといつも怒ってばかりです。
でも、あの方がいらっしゃらない間は、どことなく元気がありません。
きっと心配しているのでしょう、決して口にはしませんけれど。
だって、彼が来たあとの幸鷹殿は、何だか嬉しそうな顔をしているのですから。
さて、私も今日は出かけようと思います。
長雨で、しばらく外出が出来ませんでしたから。
いろいろ、行きたいところはありましたが、まずはお隣へ行こうと思います。
お隣には、友雅殿がお住まいです。
友雅殿は大人で、絹のような毛が美しい、とてもやさしい猫です。
ただ、時折、妙ないたずらをしてくることもありますが、どうしてだか、あの優しい顔で微笑まれると、許してしまいます。
しばらくお会いしていなかったから、きっと今日も何かいたずらされそうな気がします。
それでも、彼に会いたいと、そう思います。
長い雨で会えなかった間、とても寂しいと思いましたから。
梅雨の晴れ間は短いです。
今日は良いお天気ですが、明日はまた雨かも知れません。
そうしたら、また会う日が遠くなってしまいます。
会えない日が続くと、どうしてだか、心にまで雨が降っているような気がします。
ただでさえ、雨が降って、眠たくて億劫だというのに。
そんな気分を、早く追い出してしまいたいのです。
空は昨日までの雨が、うそのように晴れ渡っています。
私の心も、今から会いに行く友雅殿のことを考えると、少しずつ晴れていきます。
友雅殿は、この雨の間、何をお考えだったでしょうか?
少しは、私のことも考えてくださったでしょうか?
とにかく会って、そしてあの笑顔を見てこようと思います。
そうすれば、私の心にたまっていた湿気も、今日の空のように晴れるような。
そんな気がしますので。
では、行って参ります。
END
春が過ぎて、梅雨の時期となりました。
毎日、雨が降って、眠くていけません。
どうしてだか、雨の日は眠くなってしまうのです。
けれど今日は、久しぶりに空が晴れて。
真っ青な空からの、お日様が気持ちいいです。
久しぶりに晴れたということもあってか、譲殿ははしゃいで。
ずっと庭で遊んでいたのですが、今は疲れたのか眠っています。
その横では、いつものように、景時殿が寝ています。
すっかり怪我も良くなったようで、今は譲殿のお目付け役です。
どちらかというと、譲殿のほうが景時殿を注意していることのほうが多いように見受けられますが。
何だか立場が反対のように思いますが、彼らはそれがちょうど良いようです。
見ていると、何だかこちらまで心があたたかくなるような、そんな気がします。
幸鷹殿は先ほどまで、私と廊下で日向ぼっこをしていたのですが、翡翠殿がいらっしゃって、怒鳴りながら出て行きました。
あの方が来るのは、いつ振りでしょう?
翡翠殿は流れ猫のようで、神出鬼没です。
いつもふらっと来ては、またいつの間にかいなくなっていたり。
まったく不思議な方です。
でも、幸鷹殿とは、ずいぶんと長い間柄のようです。
幸鷹殿は、翡翠殿が来られるといつも怒ってばかりです。
でも、あの方がいらっしゃらない間は、どことなく元気がありません。
きっと心配しているのでしょう、決して口にはしませんけれど。
だって、彼が来たあとの幸鷹殿は、何だか嬉しそうな顔をしているのですから。
さて、私も今日は出かけようと思います。
長雨で、しばらく外出が出来ませんでしたから。
いろいろ、行きたいところはありましたが、まずはお隣へ行こうと思います。
お隣には、友雅殿がお住まいです。
友雅殿は大人で、絹のような毛が美しい、とてもやさしい猫です。
ただ、時折、妙ないたずらをしてくることもありますが、どうしてだか、あの優しい顔で微笑まれると、許してしまいます。
しばらくお会いしていなかったから、きっと今日も何かいたずらされそうな気がします。
それでも、彼に会いたいと、そう思います。
長い雨で会えなかった間、とても寂しいと思いましたから。
梅雨の晴れ間は短いです。
今日は良いお天気ですが、明日はまた雨かも知れません。
そうしたら、また会う日が遠くなってしまいます。
会えない日が続くと、どうしてだか、心にまで雨が降っているような気がします。
ただでさえ、雨が降って、眠たくて億劫だというのに。
そんな気分を、早く追い出してしまいたいのです。
空は昨日までの雨が、うそのように晴れ渡っています。
私の心も、今から会いに行く友雅殿のことを考えると、少しずつ晴れていきます。
友雅殿は、この雨の間、何をお考えだったでしょうか?
少しは、私のことも考えてくださったでしょうか?
とにかく会って、そしてあの笑顔を見てこようと思います。
そうすれば、私の心にたまっていた湿気も、今日の空のように晴れるような。
そんな気がしますので。
では、行って参ります。
END
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