【 遙か？ 小噺 】 四神談義。

創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で、四神の白虎と朱雀の会話です。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
（BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが）

【　四神談義　】


「な、何故だ・・・」

「どうしたよ、西の」

「あ、あぁ。南の。いや、いつも思うのだが・・・」

「ふむふむ」

「何故、毎回天と地が出来上がってしまうのだ、私のところは」

「ぁあ？」

「いつも、いつも。何度選びなおしても、最終的には出来上がってしまう」

「そうは言ってもなぁ、天地の四神の絆は強いほうがいいじゃないか」

「あれは強いなんてもんじゃない。固い絆ではなく、契ってしまっているのだぞ」

「・・・」

「あ、あの清らかな天が、地に・・・」

「お前ね。私情挟むのはどうなのよ」

「何を言う！　私が天を自分の好みで選んで何が悪い！
　皆、自分の好みで天地を選んでいるではないか」

「そりゃまぁ、そうだけどよ」

「本当にどうして、いつもいつも・・・。
　あまり接点を持たぬよう、立場や地位の違うものを選んでいるというのに」

「お前、あれわざとだったのか・・・」

「当たり前だ！　・・・鷹通も幸鷹も譲も・・・」

「・・・（こう言うのは放っておくに限るな）」

「うぅぅぅぅ・・・、地の白虎めぇぇぇぇ」



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