徒然のんべんだらり、気の向くまま萌の赴くまま。 二次創作BL中心、腐女子バンザイ乱行三昧。 |
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創作の小話です。
多少BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。
何だろう、これはNLなのかBLなのか自分でも解からない。
とりあえず、ゆき・小松・龍馬の小話です。
個人的に、りょまこま(龍帯)だと思う・・・んだけど、どうだろう。
ちょっとでもそういう(BL)雰囲気苦手な方は閲覧ご注意。
ほぼ、こまゆきな感じですが。(汗)
(遙か花街再録)
多少BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。
何だろう、これはNLなのかBLなのか自分でも解からない。
とりあえず、ゆき・小松・龍馬の小話です。
個人的に、りょまこま(龍帯)だと思う・・・んだけど、どうだろう。
ちょっとでもそういう(BL)雰囲気苦手な方は閲覧ご注意。
ほぼ、こまゆきな感じですが。(汗)
(遙か花街再録)
【 タイムラグ 】
「あの、小松さん。もしかして具合悪いんですか?」
休日の午後、穏やかな日差しの差し込むカフェテラスで、気だるげな様子の帯刀にゆきはおずおずと問いかけた。
あの目まぐるしいような遙かな時空で、すべてをあるべき姿に戻したゆきたちは、もとの時空に戻って来た。
荒廃した世界は色を取り戻し、何事もなく日常が流れている。
ともに戦った八葉も、多少散り散りにはなってしまったが、みなゆきの世界へとやって来てそれぞれの日常を手に入れていた。
帯刀もそのひとりで、こちらの世界に来てしばらくは世界に馴染むために勉強をしていたのだが、その勉強の成果か、今では起業して会社の経営者として成功を収めている。
企業主という事もあり、居所が定まっているのが幸いして、本人曰く非常に迷惑らしいが、八葉の連絡の拠点ともなっていた。
新進企業の経営者と言う立場もあって、非常に忙しい身の上ではあれど、それでも他の八葉の様子が知りたいゆきの為に帯刀はこうして週に1度はともに過ごす時間をとってくれている。
時々意地悪を言うこともあったが、彼はいつだって紳士的で整然とした態度を崩さない。
会社経営がどのようなものか想像しかできないゆきではあったが、帯刀の性格をよく知るだけに決して彼が手抜きなどしない性質で、負担はいかばかりか知れないというのに、いつも鋭利的とも取れるほどきちんとした佇まいをしている。
しかし今日は、いつになくアンニュイな雰囲気なのである。
ゆきが体調を慮ったとしても、無理からぬことだった。
しかし帯刀は、少し困ったように瞳を閉じ、小さくため息をついた。
「あぁ、ごめん。別に体調が悪いわけじゃないよ。ただ少し眠くてね」
「だったら、無理しないで、お家で寝てください」
「つれないことを言わないで。せっかく可愛い君とこうしてお茶が出来るっていうのに、たかが眠気くらいで不意にしたくはないよ」
そうして目頭をつまんで小さく頭を振った。
もう一度休むことを進言しようとしたゆきだったが、帯刀の笑顔に言葉を一旦噤み、別の言葉を乗せた。
こういう場合、妙なところで強情な帯刀は、一度言い出したことを翻させようとすると、機嫌を損ねてしまうのだ。
寝不足という負担を押してまで会ってくれている帯刀の機嫌をこれ以上損ねたくはなかった。
「昨日は遅くまでお仕事だったんですか?」
「いや、今日は君と会う日だからと早めに仕事も済ませて眠ったのだけどね、夜半に龍馬から電話がかかってきて朝方まで話し続けるものだから」
「龍馬さんからのお電話ですか?」
意外な名前が出て、ゆきは瞳を瞬いた。
帯刀同様、龍馬もこちらの世界にやって来ていた。
しばらくこちらの世界の勉強をして、見聞を広めたいと海外に旅立ったのはつい先週のことだ。
その時、見送りにいったゆきに、龍馬は旅先から手紙を出すと言って、毎日のように様々な場所の写真の絵葉書が届いている。
「そう。君の所には連絡はない?」
「絵葉書はよく届きますけど・・・。あれ、でも龍馬さんって今、海外ですよね?」
「そうだよ。それなのに龍馬ときたら、時差も考えずどうしても報告したいことがあるといって、毎日のように電話をしてくるんだよ。全く、こちらの身にもなって欲しいものだよ」
イライラと机の上を指で小さく叩きながら、帯刀は不愉快そうに眉根を寄せた。
しかしゆきは、ふんわりと微笑み。
「仲がいいんですね、小松さんと龍馬さんって」
「君、人の話を聞いてた?」
その様子に、帯刀は視線をきつくしたが、ゆきはそんな帯刀の様子にひるむ様子もなく嬉しそうに答えた。
「だって、きちんと聞いて上げているんでしょう? 竜馬さんのお話」
穏やかに、嬉しそうに微笑むゆきに、帯刀は毒を抜かれてしまった。
どうにも帯刀は、この少女の無邪気な笑顔に弱いのだ。
「まぁ、興味はあるからね」
すっかり毒を抜かれ、龍馬からもらった絵葉書を元に、話しに花を咲かせ、他の八葉の近況報告だ何だと話し込んでいれば、すっかり陽も傾き、ゆきを自宅まで送って帯刀は帰途へついた。
不思議なもので、ゆきと話していると日頃のささくれた気持ちがやわらかなものに変わっている。
だからこそ、帯刀は多少無理をしてでも、週に1度のゆきとのティータイムを必ず過ごすようにしていた。
「これも龍神の神子の力なのかな? それとも・・・」
食事を済ませ、ゆっくりと入浴し、明かりを消したベッドルームでぼんやりと暗い天井を眺めていると、そんな言葉がほろりと零れて来る。
規則的な電子音がそんな穏やかな心地で、眠りへと落ちて行こうとしていた帯刀の意識を引っかいた。
穏やかな眠りを破られて相手も確認せずに携帯電話を取ると、帯刀は不機嫌さを隠そうともしない声で応答した。
「・・・もしもし?」
「よぉ、帯刀。実は今な・・・」
電話の向こうから聞こえた声は、昼間話題に上った龍馬だった。
ざわざわとなにやら雑踏の中にいるらしい。
龍馬の声ははいつもと変わらぬ、いやいつも以上に張りのある耳に痛いくらいの声だ。
よほど何か面白いものでも見つけたのだろう。
しかし、その場にいない帯刀にはそれを推し量ることは出来ても、同調することは出来ない。
「龍馬、君ねぇ・・・、今何時だと思ってるの? 時差のこと、少しは考えてよ」
「いやぁ、解かっちゃいるんだが、どうにも我慢が利かなくてな。さすがにお嬢にはこんな時間に電話は出来んしよ。それにお前、ホントに時間がない時は電話切るだろ?」
呵々と笑う声に、帯刀は絶句してしまう。
ゆきも龍馬も、鈍いようでどうしてこう、人の本質と言うものをさりげなく見抜くのか。
そしてその本質のようなものをさらりと心地よく撫でていくのだろうか。
帯刀は苦笑して、ヘッドライトに明かりをともした。
きちんと龍馬の話を聞く為に。
「それで? 今度は何を見つけたの? 明日は早いから、1刻だけ話を聞いてあげる」
――了――
いやなんか、りょまと御家老が仲いいのっていいよねって、それだけなんですが。<30歳コンビ万歳!
確実にこの二人は大団円後、現代来そうだなーってそっから出来た話なんです。
・・・ただ単に私が幕末まったく不得手で歴史が解からないから現代しか書けないというか何というか。
海外に行った龍馬から毎晩電話かかってきて寝不足な御家老ってよくね? という馬鹿な発想からのお話です。
まだキャラがよく掴めてないかもですが、ご容赦を。
キャラどころか話もワケ解からん感じですいません・・・。(汗)
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