【 遙か２ 小噺 】 ささやきの行方。

創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で２、翡翠×幸鷹で京編です。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
（BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが）

（遙か花街再録）

【逃げ惑う君に】


「な、何をするっ」

「それを聞くのは無粋ではないかね？」

「こんな事をする方が、よほど無粋というものでしょう！」

「そう？　私はとても愉しいよ？」

「私は不愉快です！」

「嘘は良くないよ？　ねぇ、別当殿」

「嘘など･･･。･･･ぁ･･･」

「ほら、君はこうされる方が好きなんだ」

「っや、ちがっ、違います！」

「ふふ、少し擦れて傷になってしまったね？　気持ちイイのだろう？」

「そんなわけっ、ぁっ」

「君の白い肌には、君の血で彩った赤が良く似合うね」

「な、何で。何でこんな事を･･･」

「何故？　それを聞くの？　簡単なことだよ？」

「･･･？」

「こうしておけば、君は私のものだっていう証拠だろう？　いつだって君を繋ぐ、鋼よりも強い証」

「ふざ･･･けるなっ」

「ふふ、あまり良い顔をしないでおくれ？　もっと酷い事をしたくなる」


END

*****　あとがき。*****************************************

や、やはり会話のみでは何が起こっているかさっぱりですね･･･。
その辺は、ここをご覧になる素敵な腐女子の皆さんの想像力にお任せします。（笑）
変態万歳な翡翠さんでごめんなさい。
私の中の彼はこんな人。幸ちゃんが好きで好きで、かなり歪んだ人です。