【 遙か２ 小噺 】 イッツ デリシャス。

創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で２、翡翠×幸鷹で現代編です。
全年齢対象だとは思いますが・・・。
（BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが）

【　イッツ　デリシャス　】


「翡翠、何か食べたいものはあるか？」

「急にどうしたんだい」

「今日はお前の、・・・誕生日だろう」

「おや、覚えていてくれたのかい？　嬉しいねぇ」

「今日はお前の食べたいものを、何とか作るから言ってみろ」

「気持ちは嬉しいけどね、普通こういう場合は欲しいものを聞くのではないの？」

「欲しいものは・・・概ね予想がつくから、食べたいものを聞いているんだ」

「ふふ、君の予想とやらを、是非聞いてみたいものだね」

「・・・。食べたいものを5秒以内に答えなさい」

「・・・では、幸鷹盛り」

「は？」

「だから、幸鷹盛り」

「何だ、それは」

「お皿の上に、綺麗に盛り付けて味付けした君のことだよ」

「！！！　ふざけるなっ！」

「ふざけてなどいないよ。私が、今最も食べたいものだ」

「な、な・・・」

「自分で料理できないと言うなら、私がして差し上げよう。お皿がないなら、ベッドでも構わないしね」


END

*****　あとがき。*****************************************

こっそり遅れ翡翠誕。いわゆる『女○盛り』ですな。（笑）
漫画で描こうとして、時間がないので文章で。
この後、幸ちゃんはベッドでお頭にお料理されたのでしょうか？
それは、別当殿とお頭のみぞ知る・・・。
（ネタの発端は某所日記のお皿の上の幸ちゃんのイラスト見てだというのは内緒/汗）