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徒然のんべんだらり、気の向くまま萌の赴くまま。
二次創作BL中心、腐女子バンザイ乱行三昧。
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創作の小話です。
BL要素のあるものなのでお嫌いな方は、閲覧をご遠慮くださいますよう、お願い致します。

遙かなる時空の中で1&2、翡翠×幸鷹メインで友雅×鷹通(&朱雀)の現代編です。
激しくどたばたな感じがします、そして長いです。

全年齢対象だとは思いますが・・・。
(BLの時点で全年齢対象・一般向けではないような気がしないでもないですが)

【 航海 】

求め合い、愛し合い、奪い合い、与え合う。

 

どん。

「…」

「…あ、す、すみませ…っ」

不安と、困惑。
それを織り交ぜたような鷹通の表情に、友雅は早まったと自らを責めた。
衣類の合わせを握る鷹通の手は、己知らずと震えている。

「…すみません…」

俯き、服のあわせを握り、ただ自分を責めている鷹通に触れようとして、友雅はそれをやめた。そして鷹通に気づかれぬよう、わずかに顔を歪め、静かに部屋から出ていった。
部屋には、途方にくれたように友雅の出て行った扉を見つめる鷹通と、居心地の悪い沈黙だけが残された。

――それが、三日前の話で。

 

「最近、鷹通さん、元気がないみたいなの」

「だからって、何で俺を呼び出すんだよ」

「あ、ごめんね、イサト君。私が花梨に相談持ちかけたの。幸鷹さんに相談にのってもらいたくて」

「あかねが謝ることじゃねぇだろ。俺は何で花梨が、幸鷹に相談持ちかけるのに、俺まで呼び出す必要があるのか、聞いてるんだよ」

「イサト、そんなに語気を荒げるのは女性に対して失礼ですよ」

「そうそう。説明するから、落ち着いてよ、イサト君」

爽やかに晴れ渡った空の下、オープンテラスの座席に、四人は集まっていた。
イサトの不機嫌な様子に、相談を持ちかけたあかね自身は少々及び腰だが、呼び出した花梨本人と、どうしてだかくっついてきた彰紋にとってはいつものことなのか、全くもって平然としている。平然どころか、くつろぎ、ケーキを頬張ったり、優雅に紅茶を飲んでいたりする。
あかねとイサトの様子を歯牙にもかけず、口に入ったケーキを飲み下し、花梨は説明に入った。

「あかねに相談受けてね。やっぱ天の白虎のことは天の白虎の幸鷹さんに相談するべきだと思ったの。だけど、鷹通さんって幸鷹さんの前だとちょっと構えちゃうじゃない? だからもうちょっと気楽にいけるように、イサト君にも来てもらったの」

「そういう割には本人たちがいねぇじゃんかよ」

「幸鷹殿は午前中、どうしても抜けられない用があるとかで。鷹通殿には幸鷹殿が来られてからいらしてもらう予定なんですよ」

花梨の説明に、彰紋が補足する形で言葉をつないだ。
イサトは自分で説明を要求しておきながら、ふーんと気のなさそうに返事をする。

「それなら、幸鷹に相談するより、友雅に相談した方がいいんじゃねぇの?」

「そ、それはダメっ! それこそ逆効果だよ。…多分原因は友雅さんだから…」

思いついたようにイサトが言うと、あかねが強く首を振った。
その原因らしき人物のことを思い浮かべて、イサトは納得した。
どういうわけだか、対であるはずの天と地はそれぞれが相反した性質を持っている。性格であったり、ものの考え方であったりと様々ではあるが、あの京での出来事がなければ、一生解り合う事などできなかったのではというほどの。
今でこそ、こうして席を同じにしているが、このイサトと彰紋もまた、立場や性格など、花梨や龍神のことがなければ、出会うこともなかったであろう二人だ。
その上、鷹通と友雅のあの性格だ。ちょっとしたことでも、少し道を違えば果てしない遠回りをしてしまうだろう。
集まった四人は、そのことに思い至り、大きくため息を吐いた。

「遅くなってしまって申し訳ない。…どうしたのですか、そろってため息など」

そんな四人の下へ、事情を説明されていない幸鷹がようやく到着した。四人のただならぬ様子に、柳眉を潜め、いつものやわらかい表情を重々しい眼差しに切り替えて、空いた席へと腰を下ろす。

「私に相談事だと、花梨さんから前もって伺っておりますが、重要なことのようですね。話していただけますか、あかねさん」

一同が沈黙する中、このままでは埒が明かないと幸鷹は口火を切った。
水を向けられて、あかねは先ほどイサトに説明したことを、反芻するように幸鷹にも伝える。話を聞いた幸鷹は、しばらく逡巡するように眼鏡を外し、思案していたが、再び眼鏡をかけ端座した。

「とにかく本人に悩みの内容を質さねば、解消のしようがありませんね。当の鷹通はどちらに?」

「あ、幸鷹さんが来てから呼ぼうと思ってたんです。これから連絡しますね」

幸鷹の言葉に、あかねが携帯電話を取り出し、慣れた手つきで操作していく。数秒後、相手が電話口に出たようで、二言三言交わして電話を切った。
そして、しばらくしてから、問題の鷹通が何も知らず、この場に現れた。

「お待たせしてすみません。皆さん、揃って一体どうしたのです?」

あかね一人だと思っていたようで、そこに並ぶ顔を認めて、鷹通は驚いたように瞳を見開いた。
立ったままの鷹通に、彰紋がさりげなく席を進め、鷹通はそれに従って腰を下ろし、この場に並ぶ顔を改めて見渡して不思議そうな顔をした。その鷹通に、あかねが事の次第を告げようと口を開こうとしたが、それは幸鷹にやんわりと遮られた。

「実は、あなたに悩み事があるようだと、あかねさんが言いましてね。同じ天の白虎の私になら、解決に導く術もあるのではと彼女が」

「…これは、申し訳ありません。このように気遣っていただいて」

「話せば幾分か楽になることもあるでしょう。どうですか?」

「…しかし…」

もう少し、やんわりと話題を流そうとしていたあかねと花梨は、幸鷹の率直な物言いに一瞬肝を冷やしたが、鷹通は気にする様子もなく、むしろ気を回してもらったことに対して淀みなく謝罪した。
二人の心中を知らない幸鷹は、そのまま本題を切り出していくが、それには鷹通も言葉を濁した。
少し眉をひそめ、申し訳なさそうに俯いている。それに幸鷹は、やわらかい笑みを浮かべ。

「私では、あなたの力にはなれませんか?」

「いいえ、そんなことは。…そんなことは決して。…ですが、その…」

幸鷹のやわらかい声と表情が、寂しげな翳りを映す。それに慌てたように否定を打って、しかしやはり話しにくいことなのか、鷹通は下を向いた。
幸鷹は、鷹通が話し始めるのを静かに待った。あかねと花梨は二人の会話の行く末を、期待と不安を織り交ぜたような表情で見守っている。彰紋は、自分が口出しすべきことではないと傍観者然とした態度で様子を伺っていたのだが、イサトはそんな周りの沈黙の理由など及びもつかないのか、イライラと声をあげた。

「ああ、まどろっこしいな。さっさと話しちまえよ。一人でうじうじしてるより、さっぱりするだろ」

「い、イサト…」

花梨とあかねはイサトの言葉に驚き、二人で顔を見合わせた。イサトの乱暴な言葉に、諌めるように彰紋は名を呼ぶが、イサトはお構いなしだった。

「一人がうじうじしてると周りにも移るんだよ。あかねだってそうだろ?」

「イサト、鷹通に失礼ですよ」

「だってよ」

「いえ、いいのです。申し訳ありません」

さすがに言葉が過ぎると、幸鷹が窘めたが、イサトはそれでも言い募ろうとする。同意を求められたあかねは、目を見開いて答えに窮している。その様子に、鷹通が心底申し訳なさそうに謝罪する。
悩みを解消する為に集まったというのに、むしろその悩みを深みにはまらせてしまったようなチグハグな状況に、今まで成り行きを黙って見守っていた花梨が吠えた。

「もう、何なのよ、イサト君。何でそんなに機嫌悪いのよっ」

「何でだと?俺は 今日、激烈ケツ痛ぇんだよ。それなのに無理やり引っ張ってきやがって」

「あ、それで機嫌が悪かったんですね」

花梨の言葉に、怒鳴る形で返したイサトの言葉を、さらに彰紋がやんわりと掬った。春の日差しのような表情の彰紋を、イサトは忌々しげに睨んだ。

「てめぇのせいだろうがっ。しれっと言ってんじゃねぇっ!」

「条件は僕も同じでしょう? イサトに堪え性がないだけですよ」

「んだ…っ」

「…イサト、機嫌ひとつでそんなこと公共の場で叫ばないでください」

「あはは。イサト君、下っ品~」

「か、花梨…」

イサトがこれ以上、この場に不適切な言葉を口に出さないよう、手のひらで蓋をして、幸鷹が頭痛をこらえながら溜め息をつく。にこにこと笑っている彰紋と花梨にあかねはどうしていいのか、張り付いた笑顔で固まっている。
会話から放り投げられた形の鷹通は、俯いたまま、神妙な顔でぽつりと言葉を漏らした。

「…やはり、痛いものなんですよね…」

「へ?」

鷹通の呟きを拾い、あかねがその内容に耳を疑うように声を上げた。
しまったというように鷹通は、口元を押さえ、全員を見渡して赤面してしまった。そして、また俯いて、小さくすみませんと謝罪した。

「鷹通さん、もしかして」

「いえ、あのっ、何でもありません」

あかねが問い返すと、ますます赤くなって小さくなってしまう鷹通。その様子に幸鷹は、はっとしたように鷹通の肩を掴んで、彼の瞳を覗き込んだ。

「まさか、あの少将に無体なことでもされたんですか」

「いえっ、いいえっ! 友雅殿は何も…」

「鷹通?」

「…本当です」

幸鷹のまっすぐな視線に、鷹通の瞳は揺れて、後ろめたげに逸らされた。
二人の様子に、またもやイサトが横槍を入れた。

「別に心配するほどのことでもねぇだろ? 友雅も翡翠も玄人泣かせだっつー噂じゃん」

「イサト、ちょっと黙りなさい」

「玄人泣かせ…」

イサトの言葉に頭痛を覚えながら、幸鷹が止めに入るが、すでに時は遅く、鷹通が茫然とその言葉を反芻して沈んでいた。
どうにかフォローしなければと考えを巡らせてみるものの、地の白虎のことに関しては翡翠のことがどうしても先に立ってしまい、うまい言葉が見つからず幸鷹は顔を曇らせた。幸鷹のそんな思索に、露ほども考えが及ばないのか、イサトは好奇心が赴くまま質問を浴びせかける。

「なぁ、幸鷹。いくら相手が巧いって言っても痛いもんか? なぁ、どうなんだ?」

鷹通の悩みを解決に導くはずの午後の集合だった今日だが、一気に坂を転げ落ちるように低俗な会話に摩り替わっていることに、幸鷹の頭痛は増す一方だった。
しかし、自分の欲求に素直なイサトは先を促すように幸鷹の方に身を乗り出す。イサトの質問と幸鷹の返答の行方に全員の興味が集まって、痛いような視線が幸鷹を襲う。こういった場合、諌めたりするはずの鷹通さえ、固唾を飲むように見守っている。

「なぁ、幸鷹」

「…。あいにくと未体験で返答不可です」

「「「「「えぇ~!!? うっそぉ?!」」」」」

このまま黙っていては、いつまでも食い下がってこられそうだと諦めて、幸鷹が答えを出すとイサトのみならず、その場にいた全員から驚愕にも似た声が上がった。その周りの反応に、一瞬瞠目して、幸鷹は訝しげに声を漏らした。

「どうして驚くんですか。私が責められる筋合いではないような気がしますよ」

「えっ、だって幸鷹さんたちって一緒に住んでるんですよねっ?」

「まぁ、あの男を野放しにするのは問題がありますからね」

「こっちに来て一年、ずっと一緒なんでしょ?」

「住む家は同じですが。しかし生活が擦れ違ってますから、ずっと一緒とは言いがたいですね」

「まさかとは思いますが、〝すきんしっぷ〟を取ってらっしゃらないのですか?」

「ただの同居人とスキンシップを取る必要性がありますか?」

矢継ぎ早の質問に、幸鷹はよどみなく丁寧に答える。幸鷹のその返答に、一同が静まり返った。
その周囲の反応に幸鷹は不思議そうにそれぞれを見渡した。

「何かおかしいですか?」

全員の心境は一致している。遙かなる時空を超えた京から二人を見てきていたものはもちろん、現代の世界に来てから出会ったあかねと鷹通ですら気付いている事柄に、幸鷹本人が気付いていない。そう、あれだけあからさまに示されている好意に、というか秋波に、送られている本人が全く気付いていないのである。

(翡翠さん、かわいそうに…)

この面々の中で、一番幸鷹と翡翠のやり取りを見てきている花梨はそっと心の中で呟いた。
いつだって幸鷹をからかったり揚げ足を取ったりしていた翡翠だけれど、それとなく助け舟を出したり危険から遠ざけたりと気配りもしていた。
確かに、ちょっと翡翠の好意の示し方は特殊なような気もするけれど、基本的に興味のないことには見向きもしない翡翠だ。そんな人がこれほどまでに気にかけている存在であるのに、気にかけられているほうは全くそのことに気付いていないなんて、かわいそう以外に言葉が思いつかない。

(そりゃちょっと、翡翠さんは屈折してるって言うか、幸鷹さんを喜ばせるより自分が叱られる方が嬉しいとか、ちょっと変態っぽいところあるけど。でもいわゆるアレだよね、小学生の男の子の〝好きな子ほど苛めたい〟みたいな)

花梨が思案にふけっていると、場の静けさを破るように、神妙な声でイサトが呟く。

「翡翠ってもう不…」

「イサト、それ以上女性の前で下品な言葉は慎んでください」

しかしそれは彰紋によって遮られた。そしてまた、微妙な沈黙が訪れる。

「…翡翠殿ですか…」

妙に勢いのある次代の神子と八葉の会話に置いていかれた形になっていたあかねは、同じく沈黙を守ったままの鷹通に視線を移す。すると鷹通は何か得心したように小さく頷いた。

「あの、鷹通さん?」

「ああ、すみません。ですが、翡翠殿ならと…」

「待ちなさい、鷹通。まさかとは思いますが、あの男に相談を持ちかけるつもりですか? はっきり言っておきますが、あれは当てにはなりませんよ。いつだってのらりくらりといい加減なことばかりで」

鷹通とあかねの会話を聞き取って、幸鷹がまくし立てるように苦言を上げる。そのよどみのなさに鷹通もあかねも息を呑む。
普段、鷹通も友雅に対して苦言を上げることはあるが、ここまでの勢いはない。鷹通がおっとりした性格なのもあるが、それでも節度や規律を重んじる鷹通にとって、対である友雅のとらえどころのない言動や八方美人な態度にはさすがにいさめの言葉を口にする。だが、今の幸鷹のように半ば暴言のような言葉は口にすることはない。
普段は鷹通と同じように穏やかで優しげな幸鷹だが、翡翠のことに関してのみ、どうも幸鷹は鷹通よりも性格が激しくなるようである。
そのことに驚き、口を閉ざしてしまった鷹通とあかねだったが、幸鷹はかまわず文句を並び立てる。

「いくら友雅さんと翡翠が似通った性質だったとしても、間違っても翡翠に相談事などして御覧なさい。あなたのように穏やかで可愛らしい人が相手だったら、何だかんだと相談に載る振りをして、ペロッと美味しくいただかれてしまいますよ」

「幸鷹さん、ストップ。あかねも鷹通さんも固まってるから」

まだまだ言い足りないのか、息を継ごうとした合間に、花梨が割って入って、幸鷹のマシンガントークを打ち切る。翡翠に対して止め処ない奏上をのべる幸鷹に慣れている彰紋とイサトは、いつものことと呆れながら、卓上のケーキをつついていた。
この場に翡翠がいようといまいと、幸鷹がつらつらと翡翠に対する苦言を述べ上げ、花梨が打ち切るというこのやり取りは、時空を超えた京でも定番だった。今は青龍と玄武がいないだけで。いたところで状況は今と大して変わらない。
青龍は普段の幸鷹とは違うその一面にただ閉口し、玄武は泉水がおろおろと小さくなり、泰継は何を考えているか解らない顔でただ黙っている。
そして朱雀は我関せずを通すのだ。イサトはイサトで、合わないものは仕方ない、と割り切っているし、彰紋は翡翠に対してのみ発露される幸鷹の激情を微笑ましく思っているのだ。
八葉一年若い彰紋であったが、愛憎渦巻く宮中で長らく人の好悪の情にさらされてきたためか、感情の流れというものに人一倍敏感であったし、達観した部分も持ち合わせていた。
誰に対しても公平で、真面目で理知的な幸鷹が唯一、性格の不一致という理性でも抑えきれない感情を抱く相手。そして、誰にはばかることもなく、それを発露させる相手。本人が自覚していないとしても、それは特別以外の何者でもない。
もっとも幸鷹のその感情が、特別に意識している存在でありはしても、特別に嫌いなのか、特別に好きなのかは、まだ彰紋の見るところ判然としない。

(幸鷹殿の感情が特別に好きなゆえのものでしたら、翡翠殿も報われるでしょうけど、まだわかりませんね)

花梨に止められ、閉口するあかねと鷹通に気付いた幸鷹は、小さく咳払いをして己の感情を諌めた。誰かが止めに入らないと、幸鷹の翡翠に対する暴言は留まることを知らない。一般的なものから、そんな些細なことまで、というほどピンからキリまで列挙するのだ。そしてこの場に翡翠がいれば、その言葉尻をすくってはからかうものだから、終わりがない。幸鷹もいちいち反応を返さなくてもいいと花梨は思うのだが、生真面目な幸鷹にはそれを無視するということも出来ないようで、結局誰かが止めないと、この堂々巡りは果てしなく続くのだ。
はじめのころは花梨も喧嘩はよくないと本気で心配して止めに入っていたのだが、何度もこの場面に出くわせば、これが単なるコミュニケーションの一種だと気付かざるを得なくなる。何故なら、幸鷹は無意識に怒って怒鳴っているようだが、翡翠の態度はあからさまに楽しんで、いや喜んでいたからだ。幸鷹が普段滅多に出さないような叱咤の声や、冷気すら漂いそうな蔑みの視線に、恍惚としている様を見せ付けられれば、いやでも気付いてしまう。
だからそれ以降、花梨はあえて一定時間は放置することにしたのだ。幸鷹には気が済むまで一通り言いたいことを言わせて、堂々巡りになる前に止めに入る。それが一番後腐れなくこういう場を収めることが出来ると気づいてから。
今日は翡翠がいない分、収束も早かった。というか、むしろ幸鷹の言葉尻を掬わずにいられなかった。

「あぁ、これは大変失礼しました。けれど鷹通、本当に危険ですから、あの男に相談するのは止めておきなさい」

「待って幸鷹さん。何で鷹通さんだと危険なの」

「そうですよ、幸鷹殿。危険で言うなら同じ屋根の下に住んでいるあなたが、どうして無事なんです?」

さすがに彰紋もこの話題には食いついた。翡翠の秋波に全く気付いていない幸鷹が、鷹通だと危険だという根拠が知りたかったのだ。

「あの男は興味を引かれたものには取り合えず手を出しますからね。鷹通のように優しげな性格だったらあっという間に手篭めにされてしまいます。例えまかり間違ってあの男が私に手を出そうとしたとしても、私は拳で応戦しますし、もとより毛嫌いされている私が危険なはずないでしょう?」

「「……」」

幸鷹の答えに、彰紋も花梨も脱力した。毛嫌いされていると幸鷹には映っているのだ、あの翡翠の態度は。

(毛嫌いどころか溺愛されてるって何で気付かないんだろう、幸鷹さん)

(いい加減、翡翠殿が哀れになってきましたね)

各々似たような考えを抱きながら二人ががっくり肩を落としていると、意外なところから声が上がった。

「それは違いますよ、幸鷹殿。翡翠殿はあんなにも幸鷹殿のことを好いておられるのに」

そのものずばり、核心をはっきり言ってのけたのは鷹通だった。そのことに全員が目を瞠る。
翡翠本人がはっきり言わないから、言うのをためらっていた花梨と彰紋だったが、もうこの際にと鷹通の言葉に便乗することにした。

「そうだよ、幸鷹さん。あんな態度だけど、翡翠さんは幸鷹さんのこと好きなんだよ」

「そうですよ。ちょっと屈折してますけど、あれがあの方なりの好意なんです」

畳み掛けるように彰紋と花梨にそう言われて、幸鷹が目を見開く。そして困ったように周りを見渡せば、全員がそうだと目で語っていた。

「あいつの秋波に気づかないのは、多分あんたくらいだぜ、幸鷹」

そして止めにイサトの言葉が落とされる。

「…え、と。あの…」

「あんた、翡翠のこと嫌いなのか? 違うだろ。嫌いな奴とあんたが一緒に住めるとは思えないぜ」

「…いい加減なところも多いですが、認めてはいます。こちらに来て一応、真っ当に仕事はしてるみたいですし、家事はきちんとしてますし。…しかし、好きか嫌いかと聞かれると、その…」

初めははっきりとしゃべっていた口ぶりが、言葉尻になるにつれてもごもごと萎んでいく。
そして幸鷹にしては珍しく、黙って俯いてしまった。


 
結局あの後、幸鷹が考え込んでしまって、完全に話し合いが前にも後ろにも進めなくなった。鷹通の相談事であったはずの午後の集まりは、いつの間にやら翡翠と幸鷹の関係云々についてにすり替わり、結局ドツボにハマって抜け出せなくなってしまった。
そして収拾のつかないまま日は暮れ初め、このままでは埒が明かないと、頭を冷やすためにおのおの帰途につくことと相成った。
自宅に帰りついた幸鷹は、ソファに腰掛けた瞬間にどっと疲れに襲われた。何がどうした、というわけではないが、精神的に妙に疲れた午後のひと時だった。
壁にかけられたホワイトボードには、翡翠の帰宅時間と食事の有無が記されている。

「何だってこんな日に限って、普通の時間に帰宅するんだ、あの男は…」

ホワイトボードに書き付けられた翡翠の文字を見て、苛立つ。それが八つ当たりのようなものだということは解ってはいるのだが、どうにも花梨たちとの話が脳裏に渦巻いてイライラとしてしまう。
むしゃくしゃした気分を一掃させようと、幸鷹は風呂へと向かった。湯船に湯を張り、ゆっくりと身をつける。しかし渦巻くのは先ほどまでのやり取りで。

――翡翠さんは幸鷹さんのこと好きなんだよ。

そんなはずはないと、ゆるく首を振る。

――ちょっと屈折してますけど、あれがあの方なりの好意なんです。

あれが好意であって堪るかと思う。言葉を交わすたびに、揚げ足を取り、からかうような言動で、人を翻弄する翡翠。
相変わらず、幸鷹には翡翠の屈折した愛情表現は全く伝わっていなかった。しかし。

――翡翠殿はあんなにも幸鷹殿のことを好いておられるのに。

鷹通の言葉が幸鷹の頭を掠める。そのことに、我知らず、幸鷹の頬は高潮する。
無理に好かれたいとは思っていない。しかし、少しでも好意を持たれているのなら嬉しいと思う。
翡翠の普段の言動のせいで、ついつい反発的な態度を取ってしまうが、幸鷹自身、翡翠には惹かれているのだ。そう、六年前、伊予で出会ったあの時から。
それこそ、まるで海をそのまま映したような瞳、潮風に負けることなく、風に遊ばれ流れる髪、まさに海神のようだと思った雄々く美しい姿。そして何者にも縛られず、自由に己が道を貫く姿。
出会った瞬間、そのどれもに、幸鷹は魅せられていた。そして伊予を離れ、時が経ち、京で再会した翡翠は、別れてから数年経ったにもかかわらず、何一つとして変わっていなかった。京で位をいただき、貴族の中で暮らすうちに、次第に変わってしまった自分を嘲笑うかのように、翡翠は変わっていなかった。それは幸鷹が羨ましいと思うほどに。
再会した翡翠は、まるでついこの間会ったかのように、嫣然と微笑んで言ったのだ。

――久しぶりだね、国守殿。いや、今は別当殿だったかな。

その言葉に、幸鷹は一瞬、時を忘れそうになった。懐かしさと、嬉しさと、色々な感情がない交ぜになって、涙がこぼれそうになった。けれど、幸鷹はそれを表には出せなかった。出せていたなら、京で再会した後、そして今の状況がもしかしたら変わっていたのかもしれない。しかし、京の貴族の中で暮らす幸鷹には、己の感情をストレートに出すことが出来なくなっていた。
もしもあの時、と言う考えが次から次へと浮かび上がる。そして、ぐるぐると考えが堂々巡りを続けるうち、すっかり長湯になってしまい、幸鷹の思考もだんだんとぼんやりしてくる。入浴前よりも、心の中の澱のようなものが増したように感じ、これでは本末転倒だと、幸鷹は湯から上がるべく湯船に手をかけた。しかしその身体は完全に湯から上がる前に、扉越しにかけられた声によって再び湯船の中に浸かってしまった。

「幸鷹、先に帰っていたのだね。珍しく長湯をしているようだけど、食事は取ったのかね?」

翡翠のことを悶々と考えていたというのに、当の本人に声をかけられ、すっかり幸鷹は動揺してしまい、言葉に詰まる。

「幸鷹?」

「…な、何でもありません。食事は、まだです…」

「そう? なら君の分も作ろうか。簡単なものになるけど、何でもいいかね?」

「ええ。あなたにお任せします」

「では、逆上せない程度にでておいで」

「…解りました」

どぎまぎとする鼓動を何とか抑え、幸鷹は翡翠の質問にだけ答える。幸鷹の返事を聞いて、翡翠は夕食を作るべく脱衣場から姿を消した。
そのことにほっとしながらも、幸鷹はこの後どうしようかと困惑してしまった。昼間にあんな話をされて、この後どういう顔をして翡翠にと差し向かいで食事を取ればいいのかと。湯船に使っている間、悶々と過去のことを振り返りながら、恋心にも似た憧れを思い出してしまっていた幸鷹だけに、翡翠の前に出るのが何だか無性に気恥ずかしく思えるのだ。
どうしよう、どうしたら、と考えているうちにぼんやりしていた思考が余計に霞がかってくる。
湯あたりだ、と気づいた時にはもう遅く、すでに身体はいう事を聞かず、辛うじて湯船に取りすがって溺れるのを免れていると言う状態だった。

「幸鷹? 本当に逆上せてしまうよ?」

何とか外に出なければと思いはするのだが、一向に身体は動かず、このままでは溺れてしまうと焦ったところに、ちょうど翡翠が様子を見に来た。
戸外からかけられた声に返事をしたつもりの幸鷹だったが、それは掠れて音にはなっていなかった。


 
ひやりと額に触れる冷たさに、幸鷹は目を覚ました。まだ頭の芯がぼうっとして、自分がどこにいるのか判然としない。身体は重く、身を起こすのが億劫で、視線だけを巡らすと、そこは見慣れたリビングだった。

「目が覚めたかね?」

すぐ傍らで、翡翠の声がする。眼鏡をかけていないせいか、翡翠の表情はぼやけていてどんな表情をしているか解らない。

「まったく、逆上せないようにと忠告したのに」

「…すみません。考え事をしていて…」

掠れた声で返事をすると、すぐにスポーツドリンクが手渡される。それを素直に受け取って、一息に飲み干すと、ぼんやりしていた頭が少しはっきりしてくる。

「まったく、逆上せるほど、何をそんなに考えていたんだい? 風呂場で溺死なんてシャレにならないよ」

呆れたような声に幸鷹はむっとする。別に好きで逆上せたわけではないのだ。ただ、翡翠の態度と、花梨たちの言うことが頭の中でぶつかり合って、整合性が取れなくて。さらには当の本人にいきなり声をかけられて、どんな顔で翡翠の前に出ればいいか迷っているうちに逆上せてしまったのだ。自分と花梨たちの前で態度の違う翡翠の方が悪いと、逆上せてぼんやりした頭は変な結論に達する。そしてそれはそのまま口に出てしまっていた。

「元はと言えば、お前が悪いんじゃないか…」

「どういう意味だね」

幸鷹の小さなつぶやきを聞き取って、翡翠は不快気に眉を跳ね上げた。しまったと言うように何でもないと答えた幸鷹だったが、翡翠は許しはしなかった。

「私が悪いとはどういう意味だね? 心当たりの全くない事柄で、責められる謂われはないよ」

畳み掛けられるように翡翠からの非難を浴びせられ、幸鷹の中で何かが切れた。

「謂れならある! 何なんだ、お前の態度は。いつもいつも私をからかって弄ぶようなことをして。いくら花梨さんや彰紋様の言葉と言えど、どう考えてもお前のその態度で、好意があるなどと思えるか! それならそれで、誠意を見せて向き合うとか、きちんと話し合いを持つなりすれば、私だってお前を邪険に扱ったりなどしない。お前がそういうつもりなら、私だってきちんと考え、て…」

もともとむしゃくしゃしていた気分に拍車がかかって、幸鷹は今まで溜まり込んでいた言葉をすべてぶちまける。しかしそれは、ようやく冷めてきた逆上せをぶり返すものとなり、幸鷹は唐突な眩暈に襲われ、結局言葉は最後まで言い切れなかった。

「…やれやれ。人に言われて、ようやく気付いたのかね? 花梨殿たちに言わせれば、あからさま過ぎるくらいらしのだけれど。しかし、君のその鈍さは可愛らしくもあるけれど、ここまで来るといっそ憎らしいね」

幸鷹の言葉に口を挟むことなく聞いていた翡翠は、幸鷹の言葉が切れてから、大袈裟に肩をすくめてため息をついた。

「…な、に…?」

「それで? 私が君を好いているとして、君はどうするのだね?」

急に真剣な眼差しで見据えられ、幸鷹はどきりとする。

「どうって…」

「君に対して、よこしまな思いを抱いてる私を追い出すかね?」

真剣な瞳から一転、不敵な笑みを浮かべて翡翠が問いかける。その瞳に気圧されるように、幸鷹は言葉に詰まる。すると、今度は翡翠が矢継ぎ早に言葉を繋ぐ。

「どうして黙っているのだね? 困っているのかい? 何故困るのか聞かせてくれまいか。君は私のことが嫌いなのだろう? なら追い出すことなど造作もなかろう。不埒な元海賊を手打ちにすることだって、君には容易いはずだね。さぁ、好きなようにしたまえ。君になら、この首落とされるのも、苦痛ではないよ」

じり、と元からあまり開いていなかった距離をつめられ、真っ向から瞳を覗き込まれる。深い海の色彩に見つめられ、耐えられなくなって幸鷹は瞳を閉じた。

「何故瞳を閉じるのだね? 目を合わせるのも汚らわしいほど、私が嫌いなのかね」

「…ち、違う…。お前のことを嫌いだと思ったことは一度もない…。憧れこそすれ、嫌うなど…」

瞳を閉じていてなお射抜かれるような視線に、幸鷹は観念したようにずっと心の中に閉じ込めてきた思いを吐露する。

「お前はいつだって、自分に自信があって堂々としていて、自分に正直で。私はいつもお前の背中ばかり追い続けて、並び立ちたいと虚勢を張るばかりで…。よこしまなのはむしろ私だ」

「……」

幸鷹の言葉に、翡翠は言葉を失う。幸鷹の普段の態度から、嫌われてはいまいと推測してはいたが、これは予想以上だ。
頬を染めて、悔しそうに眉を寄せてそんなことを言われるなんて、全く予測していなかった。

「…ねぇ、幸鷹」

「何だ」

「君のその言葉は、私への愛の告白だね? 私はこれまで生きてきて、そんな熱烈な告白をされたことはないよ」

「は…? え? こくは、く…?」

翡翠の言葉に、幸鷹の頭の中は一瞬真っ白になる。告白したつもりなど、毛頭ないが、よく考えればそう聞こえなくもない内容だ。その考えに行きつき、幸鷹は真っ赤になって俯く。

「君は私に憧れて、そばに近寄りたくて背伸びをしているのだよね」

「…う。ぁ、その…」

確認するように問いかけられ、幸鷹は何と答えてよいものか思案に暮れて、意味をなさない言葉しか口から出なかった。

「ねぇ、聞かせて。君は私をどう思っているの?」

「……。き、嫌いじゃ、ない…」
甘えるような翡翠の声に、辛うじてそれだけ返すと、大きな胸に抱え込まれた。さらりと手触りのよい翡翠の髪が、幸鷹の頬をくすぐる。

「今までの私の態度が君の誤解を呼んだというのなら、これからは正直に言うよ」

「翡翠?」

「幸鷹、私は君が好きだよ。誰にも君を渡したくない。私だけのものにしたいくらい、君が好き」

「ひ、翡翠…」

翡翠のこれまで聞いたことも無いような甘い声が、幸鷹に愛を囁く。その言葉に、幸鷹の胸は早鐘を刻む。どくどくと、耳に痛いほどの鼓動が気恥ずかしくて、身を離そうとするけれど、逆に強く抱きしめられる。そして、耳に届く鼓動は一つではなくて。
翡翠の鼓動も自分と同じくらいの速さで脈打っていることに、幸鷹は安堵ともつかない感情を味わう。自分ひとりだけでなく、翡翠も高揚しているのだと。
強張っていた体の力を抜き、そっと翡翠の背中を抱き返すと、二つだった鼓動が一つに重なる。

「幸鷹」

溶け合うようなそんな感覚に幸鷹が酔っていると、不意に翡翠が声をかけてきた。何だろうと視線で問い返すと、翡翠はうっとりと微笑んで見せ。

「…幸鷹」

掠れたような甘い声で、名前を呟かれたと思った途端、幸鷹は床に押し倒されていた。急な展開に幸鷹は再び身を強張らせる。

「な、なに…」

「せっかく互いに心を確かめ合ったのだから、この際、身体も確かめ合うとしよう。折りしも君は裸だし」

翡翠の即物的な発想に、幸鷹は頭痛を覚える。あまやかだった幸鷹の身のうちに、一気に寒風が吹き荒れる。翡翠は先ほどと同じように甘えた声を出していたが、幸鷹は先ほどと同じような心境になれるはずもなく。
一瞬の沈黙のあと程なくして、幸鷹の怒号と鉄拳が翡翠に炸裂したのだった。
 


所変わってこちらは初代白虎の一室。

「友雅殿」

「何だね」

真剣な眼差しで名を呼ばれ、友雅は鷹通に向き直った。
数日前、失敗を打って後、鷹通とぎくしゃくしていた友雅は、鷹通から声をかけれた事に多少安堵しつつ、彼に向き直った。下手を打って以来、鷹通にはそれとなく避けられていたからだ。
友雅が向き直ると、鷹通は姿勢を正し、真っ直ぐに友雅を見つめた。

「私が抵抗できないよう、縛ってください」

「…何だって?」

友雅にとってはとても魅力的なお誘いではあるが、とても鷹通が言い出しそうにない言葉だけに友雅は焦った。すると鷹通は何かを思い起こすように瞳をふせ。

「私は友雅殿をお慕いしております。けれど、心と身体は別物とはよく言ったもので、どうしても身体が逃げてしまうのです。ですから」

「ちょ、ちょっと待ちなさい。どうしてそういう結論に至ったのだね」

「はい、翡翠殿にご相談しました」

 
鷹通の返答を聞いて、友雅は額を押さえた。一体次代の地の白虎はこの真っ直ぐな青年に何を吹き込んだのだ。
鷹通がその気になってくれたのはありがたいが、その経緯が素直に喜べないような気がして、友雅は鷹通に知られないようにため息をついた。
後々、そういうこともちょっとはしてみたいとは思っていたが、始まりがそれというのは何ともいただけないと、雅な世界で生きてきた友雅は思うのだ。辞退するのは何とも惜しいと思いながらも、友雅は鷹通に諭すように語り掛ける。

「鷹通、無理をする必要はないよ。私は君が身も心も受け入れられるようになるまで、いつまでだって待つつもりだから」

「友雅殿…」

優しげに語られた言葉に、鷹通は感激したように頬を高潮させる。

「私はこうして、鷹通を抱きしめられるだけでも、十分幸せを感じるのだよ」

「友雅殿…」

慈しむような抱擁に、鷹通は続く言葉を失って、そのままうっとりと友雅の胸に頬を寄せる。その表情を見ながら、友雅も穏やかな表情を浮かべる。
確かに契りたいという欲がないわけではないが、この穏やかな空気も壊したくはないと思う。
だから、友雅は鷹通が本当に覚悟が決まるまで、いつまでも待つつもりだった。

 

…どちらの白虎も、契りを結ぶのはまだまだ先のようである。
 


愛とは、一人では育めない。
相手がいて、自分がいて。
時として求め合い、時には奪い合い、そして与え合い、愛し合う。

誰にも等しく時は流れるから、時には打ちのめされるような波に出会っても、生きる強さを胸に秘め、ともに歩んでいこう。

 

君となら。

あなたとなら。

 

どんな航海をすることになっても、決して後悔などしないから。

 

― 終 ―

***** あとがき。*****************************************

煮え切らない白虎で申し訳ないです。
そして、妙に長い上、何か後半が怒涛の展開ですみません。

実はこれ、11月1日のCCS4で発行しようとしてプリンタトラブルにより発行できなかった小説です。
それも元になった文章は以前のサイトに上げようとしてたウン年前のもの・・・。
本にする気がなくなったので、こちらでお目見えとなりました。
こちらにアップするに当たり、多少手直ししようかとも思ったんですが、もはやどこに手をつけていいのか解らないので、そのままにしてます。

神子さまsが腐女子なのは私の趣味です。
そして話の展開上、無理に朱雀を出したらしっちゃかめっちゃかになりました。(爆)

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